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自動思考が止まらない人向けの指南書|「Chatter」【感想・要約】

Chatter(チャッター): 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 マインドセット

どうもこんにちは、koheiです。

最近、頭の中が雑念でいっぱいになって、なかなか集中できないことが増えてきたんですよね。

そこで本を探していたところ、イーサン・クロス氏の 「Chatter(チャッター): 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」 を見つけました。

この本は、僕を悩ませていた「頭の中のひとりごと」=「チャッター」をコントロールする方法を教えてくれる、まさに救世主のような存在。

今回は、特に印象に残った章について紹介していきます。

自分の思考のクセに気づかされる第1章&2章

まずは第1章

普段何気なくしている頭の中のひとりごとは、自己制御のために備わっているものだと知りました。

しかし、ネガティブな思考が渦巻く「チャッター」は、時に私たちを苦しめる存在に。

これまでの私も、もれなくチャッターに翻弄されていました。

続く第2章では、チャッターがストレス反応を増大させ、健康に悪影響を及ぼす可能性まで指摘されていてゾッとしました。

でも、安心してください!

ケリー・マクゴニカル氏に「ストレスを力に変える教科書」で述べられている「ストレス」と同じように、チャッターもコントロール次第でプラスに働くことができるんです。

客観的な視点を持つことの大切さを学ぶ!第3章&4章

では、具体的にチャッターをコントロールするにはどうすればいいのか?

第3章では、自分の状況や感情を客観的に観察することの重要性を学びました。

「友人が同じ状況だったら?」と想像したり、10年後の自分を思い浮かべてみることで、冷静かつ建設的に物事を考えられるようになるんですね。

第4章では、「セルフ・ディスダンシング」と同様のテクニックも紹介されており、興味深いものでした。

これは、内省するときに一人称ではなく「あなた」を主語にすることで客観的な視点を得られるというもの。

ついつい感情的に考えてしまいがちな僕にとって、非常に実践的なテクニックだと感じました。

周囲の人との関わり方、自然との触れ合い方 第5章&6章

第5章では、チャッターを沈静化させるための周囲の人との関わり方を学びました。

ネガティブな感情を抱えているときに、その感情を吐き出すように話を聞いてもらうだけでは、逆にネガティブ思考が加速してしまうこともあるそう。

そんな時は、第3章・4章で紹介されていたズームアウトの手法をさりげなく促してくれるような、思いやりのあるサポートが必要なんですね。

第6章では、自然との触れ合いがチャッターを鎮める効果があると述べられています。

壮大な自然の中に身を置くことで、自分の悩みがちっぽけに思えてくる感覚、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

私も先日キャンプに行き、大自然の中で過ごすことで「畏怖の念」を体感してきたところです。

自然の力って偉大ですね!

自分自身でコントロールできる!プラセボ効果 第7章

最後の第7章では、プラセボ効果がチャッターのコントロールにも有効であると解説されています。

プラセボ効果というと、偽物の薬を本物と思い込むことで効果が得られる現象をイメージしますが、実はそれだけではありません。

「自己暗示」でも一定の効果があるんですね。

自分なりの儀式やルーティンを行うことでも、心を落ち着かせ、チャッターを抑制できるそうです。

まとめ

「Chatter」を読んだことで、頭の中のネガティブ思考は、決して排除すべきものではなく、コントロール次第でプラスに転換できることを学びました。

大切なのは、自分の感情と適切な距離感を保ちながら、客観的に見つめること。

この本で紹介されているテクニックを実践すれば、きっと皆さんもチャッターを味方につけて、より充実した毎日を送れるはずです!

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